摂食・嚥下障害(うまく食べられなかったり、飲み込めない)や言語障害(言葉がうまく話せない)などの
口腔機能障害の専門治療なら、昭和大学歯科病院口腔リハビリテーション科に是非ご相談ください。
摂食・嚥下障害(うまく食べられなかったり、飲み込めない)や言語障害(言葉がうまく話せない)などの口腔機能障害の専門治療なら、昭和大学歯科病院口腔リハビリテーション科に是非ご相談ください。 =昭和大学歯科病院口腔リハビリテーション科=【TOP】
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< 第十四回 >
こどもの摂食・嚥下リハビリテーション、どんなことをするの?

 「口は動いているけれど、本当に噛んで食べているの?」、「食べさせたいけど、口から食べるとひどくむせてしまいます」、「食べているんですけれど療育センターの先生、学校の先生から摂食指導を受けて下さいと言われました」
・・・・初めて口腔リハビリテーション科にいらっしゃるお子さん方の親御さんからはこんなご相談を頂きます。
 食べる動きは生まれつきもっているものではなく、飲込む、押しつぶす、噛む、自分で食べる、など一つ一つ練習して身につけていくのです。しかし、様々な理由でお子さん一人の力では、一つ一つの動きを確実に身につけていくことが難しいことがあります。食べることは、美味しい、楽しいなど“快”に働くことが多いと思いますが、人間の身体の仕組みや食べる動きを身につけきれていないなどの理由から、食べることがきっかけで“誤嚥”や“窒息”と言った“不快”や“苦”を起こすこともあるのです。
 一人でも多くの方に“美味しいな”“食べるって苦しいことじゃない”“楽しいな”と感じて頂けることが私の願いです。そのために口腔リハビリテーション科で“摂食機能療法”を行っています。
 摂食機能療法とは、解りやすく言うと“食べるためのリハビリ”です。食べることに必要な身体の部分や筋肉を動かすことに加え、食事をするのに適した姿勢、食器の選択、お口の動きに合っていたり、動きを引き出す為の食形態や食べさせ方なども摂食機能療法に含まれます。
 お子さんに対する摂食機能療法は、大きく分けると次の3つの要素から成り立っていると言えるでしょう。


1. 食環境指導
  食べることは楽しいことです。すべてが訓練、になってしまうのも悲しいものです。食べることにあった楽しい環境作りは大切です。また、安全に食べる、飲込むことができるような姿勢作り、食器や食具(スプーンやフォークなど)の選択、お口の動きを促す介助の方法(口を閉じたり、食べ物を取り込む、飲込む為のお手伝い)を指導します。

2. 食内容指導
  食べる動きは一つ一つ身につけるものです。何ヶ月だから、何歳だからということで食べ物の形態を決めてしまうことがお子さんの食べる動きを引き出しづらくすることがあります。食物の形態は、食べる動きを身につけるための教科書、とさえ言われています。お子さんの食べる動きに合っていて、次に身につける動きを引き出しやすい食物の形態(かたさや柔らかさ)、どのように調理したら良いのか、栄養の内容について指導します。

3. 機能訓練  
  機能訓練には食べ物を使わずに行う方法(間接訓練)と食物を使って食べる動きを覚えていく方法(直接訓練)とがあります。
  間接訓練は、姿勢の取り方、食べ物を使わないで飲み込みの動きを促すこと、食べることに必要な筋肉(くちびる、舌、頬など)を動かすことなどが含まれます。直接訓練には飲込み方、口への取り込み方、噛み方、水分の飲み方、自分で食べる方法などがあります。

 食べる、飲込むための訓練(摂食機能療法)を開始するにあたり、まずは、困ってらっしゃることについてお話を伺い、実際に食べている所を拝見します。そこで、どんな検査、訓練が必要なのかを診断させて頂きご指導いたします。
  お子さんの食べること、飲込むことについて御心配なことがございましたら、 どうぞ口腔リハビリテーション科にご連絡下さい。


 
綾野理加  
 
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