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おくちでたべるドットコム

昭和大学歯科病院 口腔機能リハビリテーション科

local_hospital脳卒中による摂食嚥下障害

脳卒中には脳梗塞、脳出血、クモ膜下出血などがあります。
脳卒中により運動障害(動きにくい、動かない)、知覚障害(感じにくい、感じない)、高次脳機能障害(思考、判断、記憶、感情などの障害)、失調(動くがスムーズに動かない)などを認めることがあります。
摂食嚥下運動は様々な感覚が入力されてそれに見合った動きが引き出される感覚-運動系の動作といわれています。

脳卒中によって、摂食嚥下に関連する知覚の障害や運動の障害が生じると、うまく食べられない、かめない、飲み込めない、むせるなどの症状が認められます。とくに延髄や橋といった部位に病変が存在すると、重度の摂食嚥下障害が起こります。

口腔機能リハビリテーション科では脳卒中による食べること、飲み込むことに関しての診断から食事の形態、食べ方、介助の方法、食べる動きを促すための訓練を指導致します。また、患者様が通院していらっしゃる神経内科、脳神経外科など他科と連携し、脳病変の状態や全身状態と食べる機能との関係を把握しつつ治療を進めます。さらに全身の機能診断やリハビリテーションなど、必要に応じて医学部リハビリテーション科とも連携致します。