加齢とともに、体の動きはゆっくりになってきます。それは体を動かすための筋力が衰え、また協調運動もできなくなってくるからです。食べること、飲み込むことも同じです。加齢とともに歯の数が少なくなるだけではなく、食べるため、飲み込むために関わる口やのどの筋力が弱くなり、また動きが旨く協調できなくなるのです。
高齢者の摂食・嚥下機能に関しての主な特徴を以下に挙げます。
・歯が少なくなる。
・飲み込みの反射が遅くなる。
・むせの反射が出にくくなる。
・むせの勢いが弱くなる。
・のど仏の位置が下がり、飲み込む時にのど仏の上がる量が減る。
・唾液が少なくなる。
・食べることに集中できなくなる。など
これらの特徴のため加齢に伴い摂食・嚥下障害が出現することがあります。
高齢者では肺炎の最大の発症原因は"誤嚥"で70歳以上は誤嚥の関与を示唆する肺炎は60%に達するといわれています。
口腔リハビリテーション科では、加齢に伴う食べること、飲み込むことに関しての診断、評価を適確に行い、食べる動きを回復するための訓練、食べやすい食事の形態、食べ方、介助の方法、摂食・嚥下障害の予防法について指導致します。 |