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おくちでたべるドットコム

昭和大学歯科病院 口腔機能リハビリテーション科

local_hospital高齢者の摂食嚥下障害

加齢とともに、体の動きはゆっくりになってきます。それは体を動かすための筋力が衰え、また協調運動もできなくなってくるからです。
食べること、飲み込むことも同じです。加齢とともに歯の数が少なくなるだけではなく、食べるため、飲み込むために関わる口やのどの筋力が弱くなり、また動きが旨く協調できなくなるのです。

高齢者の摂食嚥下機能に関しての主な特徴を以下に挙げます。

歯が少なくなる。
飲み込みの反射が遅くなる。
むせの反射が出にくくなる。
むせの勢いが弱くなる。
のど仏の位置が下がり、飲み込む時にのど仏の上がる量が減る。
唾液が少なくなる。
食べることに集中できなくなる。など

これらの特徴のため加齢に伴い摂食嚥下障害が出現することがあります。

高齢者では肺炎の最大の発症原因は"誤嚥"で70歳以上は誤嚥の関与を示唆する肺炎は60%に達するといわれています。

口腔機能リハビリテーション科では、加齢に伴う食べること、飲み込むことに関しての診断、評価を適確に行い、食べる動きを回復するための訓練、食べやすい食事の形態、食べ方、介助の方法、摂食嚥下障害の予防法について指導致します。