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摂食・嚥下障害(うまく食べられなかったり、飲み込めない)や言語障害(言葉がうまく話せない)などの口腔機能障害の専門治療なら、昭和大学歯科病院口腔リハビリテーション科に是非ご相談ください。 =昭和大学歯科病院口腔リハビリテーション科=【TOP】
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< 第二回 >
誤嚥と誤嚥性肺炎について

 口腔の奥の部分から食道の入り口までを咽頭といい、口腔と咽頭は呼吸のための空気の通路であると同時に摂食・嚥下の際の食物の通路でもあります。
息を吸う動作により、空気は鼻腔あるいは口腔から咽頭を通過して喉頭(いわゆるのど仏の部分)、気管、肺へと流れます。一方、摂食・嚥下動作を行う場合には喉頭は閉鎖され、食べ物は口腔から咽頭を通過して食道へと送り込まれます。

ところが、摂食・嚥下機能が障害されていると食べ物の一部は咽頭から食道に進まずに空気の通路である喉頭、気管へと流れ落ちてしまうことがあります。これを誤嚥といい、摂食・嚥下機能が正常な場合でも時に起こり、健常人では誤嚥により咳反射(いわゆる「むせ」)が生じ、誤嚥したものは喀出されますが、摂食・嚥下障害があると誤嚥の量と頻度は増し、喀出が追付かない状態になります。また高齢者では誤嚥しても咳反射が出ない人も少なくありません。

この誤嚥が原因で起こる肺炎を誤嚥性肺炎といいます。厚生統計協会の2003年「国民衛生の動向」によれば、日本人の死因としての肺炎は悪性新生物(30万9,465人)、心疾患(15万9,406人)、脳血管疾患(13万2,044人)に次いで第4位9万4,900人でした。とくに高齢者では肺炎の最大の発症原因は“誤嚥”で、69歳以下では誤嚥の関与を示唆する肺炎はわずか11%であったのに対し、70歳以上では60%に達するという報告もあります。

 口腔リハビリテーションでは最新の知見に基づいた摂食・嚥下障害の治療ならびに口腔ケアを通じて誤嚥ならびに誤嚥性肺炎の改善と予防に努めます。


高橋 浩二
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